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北京大学の学生食堂

北京大学内には数多くの学生食堂が存在する。
学一食堂、艺园食堂、学三快餐食堂、燕南美食、学五食堂、家园食堂、农园食堂、咖啡厅、酒吧、面食部、勺园食堂、清真佟园などなど。
留学中に私が行ったのは、学五食堂、勺园食堂、清真佟园、家园食堂、农园食堂の5つ。

勺园食堂は、留学生宿舎のある勺园内にある。地下鉄の切符に似た10元(約140円)のチケットを、食堂の入口近くに座っている小姐から購入し、料理を選んだ際に厨房の店員に渡すという仕組みだった。
食堂内は、簡易のパーテーションで2つに分かれており、入って左が学生などが利用するセルフサービス方式、右側は老師などが利用する点菜方式(注文を取ってくれる)だ。
私は左のセルフサービス方式で食べたが、ここの料理は脂っこくて、胃もたれするんじゃないかと危惧した(もちろん、健胃なのでそれも危惧で終わったが)。

勺园食堂の左奥には、韓国料理店がある。
韓国料理は大好きなのに、結局一度も足を運ぶことはなかった。
北大に留学していた渋谷の老師によると、なかなか美味しいらしいのだが……。

北京大学の学生食堂_e0003290_11535893.jpg清真佟园は、イスラム教徒のための食堂で、豚肉を使用しない料理が並ぶ。ここでは、多くの学生がランチボックスを持参しており、注文した料理をよそってもらう時には、食器ではなく、ランチボックスに入れてもらう。
他の食堂でも、そうしている学生がいるが、この食堂は所有率(持参率)が非常に高かった。

北京大学の学生食堂_e0003290_187311.jpg私も早速購入したが=写真左、これでは犬のえさに見えるけど=、安さに負けて、他の学生のような金属製ではなく、タッパーのようなちゃちい代物にしてしまった。


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学五食堂=写真右=は、いたって普通の学食。あまりにも面白味がない食堂だが、母校の新厚食堂(カツカレーが美味。昭和42年に開業という歴史あり! 自慢にならないか)にそっくりだったので、妙に記憶に残っている。

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家园食堂=写真左=には、农园食堂へ行く前に行ったため、これはこれで少し感動した。
学五食堂に似て、建物は古いし、あまり清潔な印象はないのだが、各地方の郷土料理が多く並んでいたからだ。
点心や大好きな四川料理もある。見たことのない料理もある。
味はべた誉めするようなものではないが、学食だと思えば合格点?


北京大学の学生食堂_e0003290_1803036.jpg一番のお気に入りは、建物が新しく、清潔、1品の量が適度で、かつ、種類も豊富な农园食堂(農園食堂)=写真右は外観、左は内観。大きなテレビも置いてあったりする。ちょっと近代的?。
各地方の郷土料理、フルーツや生トマト、餡の入った包子、ドーナツや甘い面包(パン)、お粥……。食いしん坊の私には、あれもこれもどれも美味しく思えて、選ぶのに随分時間がかかった。

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勺园食堂以外の食堂では、来訪者の場合、チケットではなく、パスネットのように薄い当月有効の50元(約700円)カードを購入し、そのカードで支払うシステムだ。
学生はこれとは別のsuicaのような分厚いカードを持っていて、チャージして使っていた。



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後半は农园食堂にばかり行っていたため、行けなかった学食がたくさんある。燕南美食は北大で一番美味しいと言われる学食らしいのだが、ちらと横を通った程度で、全く気にもとめていなかった。帰国後、その事実を知り、もちろん愕然としたo(T_T)o。

北京大学の学生食堂_e0003290_1823217.jpg写真右は、农园食堂2Fの対面式カフェテリア。
左は农园食堂で食べた9元(約130円)の夕飯。青菜炒め、大豆と豚肉のトマトスープ、牛肉と胡瓜の冷菜、ご飯、スイカ

by leneko | 2005-09-28 18:00 | CHINA 中国